「九州BOLEROファンド」投資決定のお知らせ

アパレル(ドレスシャツ)企画、製造事業
「HITOYOSHI 株式会社」に出資決定

株式会社ドーガン・インベストメンツ(*1)(略称:DI、本社:福岡県福岡市 代表取締役 森 大介)は、管理運営を行う「九州 BOLERO ファンド」(以下、「当ファンド」)の投資先企業として HITOYOSHI 株式会社への出資を決定致しました。詳細は下記のとおりです。
(*1)株式会社ドーガン・アドバイザーズが 100%出資するファンド運営子会社です。

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■投資先企業/HITOYOSHI 株式会社について
HITOYOSHI 株式会社(本社:熊本県人吉市 代表取締役 吉國 武、以下「HITOYOSHI」)は、2009年 2 月に会社更生手続きを申し立てたトミヤアパレル株式会社(本社:東京都港区南青山 代表:管財人 佐藤順哉、負債総額約 123 億円、大証二部(現在は上場廃止)、以下「トミヤアパレル」)の製造工場であり 100%子会社である人吉ソーイング株式会社(以下「人吉ソーイング」)の工場資産、取引先との販路及び全従業員を、事業譲渡により譲り受ける為に本年 9 月に設立された新会社です。

トミヤアパレルは、1879 年創業の国内有数のシャツ製造・販売事業者です。百貨店、GMS 店及びセレクトショップ等への販売を行っておりました。特に、海外の工場では技術的な難しさから製造受注ができない国内外のトップブランド向けシャツが製造できる工場を国内に有し、創業来 130年の間に培われた高い技術に定評がありました。その販路と技術力を背景に布帛シャツ(ドレスシャツ)での売上は国内第 1 位でし(2009 年業界誌調査)。
人吉ソーイングは、トミヤアパレルの有する工場の中でもトップブランドからの注文を受ける高い技術を持った工場です(人吉ソーイングはトミヤアパレルの縫製工場で、100%子会社。従業員74 名(トミヤアパレルの法的手続きによる雇用調整前は従業員 155 名))。国内外のトップブランドが期待する“Made in Japan”の品質を高いレベルで提供してまいりました。また、トミヤアパレルの技術拠点として、ベトナム等の海外工場へ派遣される技術指導者は同工場の出身者が派遣されておりました。
しかしながら、トミヤアパレルは 2009 年 2 月に会社更生手続きを申し立てるに至りました。そこで、人吉ソーイングの工場が有する技術とトップブランドとの取引を存続させるべく、トミヤアパレルの営業企画担当取締役である吉國武氏と人吉ソーイングの代表取締役社長兼工場長である竹長一幸氏が、MBO(Management Buy-Out:経営幹部による買収)を企画しました。

今般、当ファンドは、トップブランドを含むトミヤアパレルが長年築き上げてきた優良な顧客基盤と、その製造を担ってきた人吉ソーイングの現有設備及び同工場の従業員の有する高い技術力、ノウハウを引き継ぐことにより、事業の継続は十分可能と判断しました。当ファンドからは吉國氏と竹長氏の MBO を資金面から支援すべく、吉國氏と竹長氏の事業買収資金として、両氏が設立した新会社 HITOYOSHI に出資を実行し、12 月 21 日に事業譲渡が実行されました。
今後、事業譲渡を 12 月 28 日を目途に譲渡手続きの一切を完了させ、年明け 1 月からはフル稼働での操業を行います。

■本件投資の意義
当ファンドは、主に九州の地域経済に貢献する事業再生や中堅・大企業の組織再編を支援すべく、政府系金融機関であった日本政策投資銀行のほか、九州を代表する地域金融機関 5 行(鹿児島銀行、十八銀行、筑邦銀行、西日本シティ銀行、肥後銀行)[五十音順]及び不良債権投資の実績を持つあおぞら銀行の出資により設立された地域特化型の事業再生・再構築ファンドです。
本件の出資により、新会社 HITOYOSHI での事業継続を支援することが、雇用の確保と新たな創出を生むとともに、従業員の方々が有する技術力の離散を防ぎ、引いては熊本県人吉地区の経済活性化に強く資するものと考えております。国内アパレル業界が厳しい状況が続くなかで、トップブランド向けの高い品質とそれを実現する高い技術分野に特化し、“Made inJapan”品質の存続に貢献することができればと考えております。

詳細はPDFをご覧ください。

 2009.12.25 「九州BOLEROファンド」投資決定のお知らせ(HITOYOSHI株式会社)