「アグリクラスターファンド」第4号投資決定のお知らせ

第 4 号投資実行のお知らせ
「有限会社錦江ファーム」に 100 百万円を投資

 

株式会社ドーガン・インベストメンツ(本社:福岡市 代表取締役 森 大介)が運営を行い、株式会社鹿児島銀行のほか、鹿児島県下の有力企業 6 社(小正醸造株式会社、坂元醸造株式会社、薩摩酒造株式会社、株式会社新日本科学、株式会社タイヨー、株式会社南九州ファミリーマート)[50 音順]が出資する「アグリクラスター投資事業有限責任組合」(愛称:アグリクラスターファンド)は、有限会社錦江ファーム(本社:鹿児島県鹿児島市 代表取締役 上村 昌志)に総額 100 百万円の投資を実行致しました。本件投資が、当ファンドの投資実行第 4 号となります。

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有限会社錦江ファームは平成 5 年に設立された畜産業者であり、現在自社・預託農場合わせて約 9,000頭の肉用牛を肥育しています。今般、弊社では下記特長を有する有限会社錦江ファームが当ファンドの支援対象に合致するものと考え、投資を決定し、実行致しました。

 肉用牛一頭毎に「個体カルテ表」を作成し、生産者や牛の血統、餌等に加えて病歴や投薬歴までの管理を行う等トレーサビリティへの徹底した取組がなされていること。また、原価管理についても肉用牛一頭毎に行っているため、損益状況がリアルタイムに把握出来ること。
 当社と関連会社の株式会社カミチク(食肉加工処理・販売)による肉用牛の生産肥育から加工・販売までの一貫体制を構築し、「安全・安心・美味」の牛肉を低コストで安定的に供給していること。またその一貫体制の中で、SQF2000/HACCP、生産情報公表牛肉 JAS 認証(※)を取得するなど、肉用牛の肥育現場から食肉加工施設、更には販売店に至る一連の工程における衛生管理を徹底していること。

※ SQF2000/HACCP:衛生管理の HACCP と ISO9000 の品質管理手法を組み合わせた国際的な食品安全規格。SQF は Safe Quality Food の略称。SQF プログラムでは第三者機関による審査、認証、監査が義務付けられており、信頼性が守られている。
※ 生産情報公表牛肉 JAS 認証:BSE の発生や食品の偽装表示事件を背景とした消費者間での食品の安全・安心に対する不安を取り除き、食に対する信頼の回復を図るため、トレーサビリティシステムの仕組みを整備する一環として設けられた規格。

 消費者の要望に応じたブランド牛の研究・開発を積極的に展開していること。
(4 つのブランド牛:「薩摩黒牛」・「薩摩健気黒牛」・「鹿児島黒毛和牛」・「さつま自然牛」)
 本年 10 月操業開始を予定している TMR 発酵飼料センター(鹿児島県南さつま市金峰町)においては、地域の食品残渣活用に加え、センターの運営により地域住民の雇用創出や耕作放棄地の有効活用に繋がる等地域活性化に寄与すること。

詳細はPDFをご覧ください。

 2009.04.01 「アグリクラスターファンド」第4号投資決定のお知らせ(有限会社錦江ファーム)